ドリーム小説 最近キョンが私の名前を呼ばなくなった。



何か悪いことでもしたのかな?と思い返してみたけれど全然思いつかなかった。
だからと言ってキョンに直接聞ける勇気も無くて1週間くらい「おい」で呼ばれ続けてる。
しかもなんとなくぎこちないし………


だからハルヒに相談してみた。



「ふ〜ん珍しく相談を持ちかけてきたと思ったらのろけ話ね」

「う……ごめんなさい。でも、気になっちゃって」

「別に嫌いなんて言われてないんでしょ?」

「うん。でも言われてないだけで実は思ってるのかもしれないし…」

「それはネガティブ過ぎない?少し気持ち悪いわよ」

「(気持ち悪い・・・・・・)」

「まぁちゃんっと好きなら嫌われることなんて無いんじゃない?逆にそういう考えが相手に悪いイメージを持たせるかもしれないし。」

「そ、そうだよね…!プラス思考で行くわっ」






とは言ったものの、やっぱり自信が出ません。(どうしようもないんですけど…)





「おい」

「・・・」

「おい!」

「あはい!」

「今日やけにぼーっとしてないか?」

「(誰のせいだと思ってるのよ)ううん、大丈夫」

「そうか」

「うん」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」


(結婚して53年経った夫婦の会話みたい)





まだ学校を出たばかりの長い家路(後30分くらいかかる)をこんな空気で帰らなくちゃいけないのかな。
・・・・そう思うと嫌気がさして何処か理由を作って一人で帰りたくなってきた。
でも、それじゃあいけないんだよね。・・・・・よし。言おう!







「「あのさ」」

「「あ、」」

「「先に言っていい(ぞ)(よ)」」

「「・・・・・・・・・・・」」







・・・・・・何もここまでかぶることないのに。
チラっとキョンの方を見るとどうやら向こうも私の方を見てたみたいで慌てて目をそらされた…むか!


「あのさ!!」









「っ!な、なんだ?」

「なんでそんな目を背けるわけ!っていうか名前最近呼んでくれなくなったし避けられてる気がするんだけど!!何かあるんならさ
面を向かって言って欲しいの!分かる?!何か嫌な事してたら言われないとわかんないし、だいたい、さ、いきなりそんな行動
取られたら凄く困るのよ!毎朝毎昼毎晩四六時中ずーっと気にしてる私の身にもなってよね!!おかげでハルヒに気持ち悪いって言われた
んだからね!ったく人がどれだけアンタのこと好きか分かってないでしょう?!」


「・・・・・・・・・・」

「はあーっ」










見事、キョンは呆気に取られていた。そりゃ一度に早口でいろんなこと言われたら意味わかんないよね。
私も酸欠で呼吸が苦しくなったもん。
久しぶりにこんな続けて話したかも?




「とにかく!あたしが言いたいのは!凄く寂しいんですよ!!」

「お、おう・・・・・・」

「・・・・・・・・・あたし何か悪いことしたのかなぁ。」









急に威勢がよくなったと思えば急にしおらしくなった私を見てキョンは慌てふためいた。
そして申し訳無さそうに何故か笑った。今って笑われる場面だったっけ。
まだ言葉が足らないのかと思い口を開きかけようとした時、キョンが何かを言った。
な、なんていったの?










「ごめんな。」

「……ううん。」

「なんか、急に名前呼ぶのが恥ずかしくなって、さ。」

「っ・・・え?」

「好きだ、っていうのも…なんて言うか言いたいのに言えなくなっちまって」

「それって好きじゃないってことなの?」

「そういう意味じゃない! ・・・・・・そんな軽々しく言っていい言葉じゃないなって思えてきたんだ。」

「軽々しくって……ちゃんと気持ちがあるんならいくらでも言って欲しいよぉ…」

「分かった。本当ごめんな。」

「ぁ、あぁぁ…よかったー」

















「…はい」



「好きだ」


「あたしも大好き。」













「っで、仲直りしたというわけ?」

「うん〜エヘヘヘ〜〜!」

「全く人騒がせなカップルね。別に良いけど今度キョンがを泣かせることがあったら顔面にパンチかましてやるわ」

「それはやりすぎ…だけどありがとうね。」

「なーんにもしてないわよ。まっこれからも仲良くやってくれれば私はそれでいいわよ」



たとえいくつになっても私はずっと貴方に呼ばれ続けたいです。