「やっぱり、本人に聞くのが一番なんじゃないのかなあ」
「でも、内容が内容だけに聞きづらい気がするんだけど…」
「もー亜美っちゃんたら硬すぎよーっ!!もっと弾けちゃいなさーい!」
「美奈子ちゃんは弾けすぎてる気がするけどね…」






「みんなおっはよーう!」
「おはよううさぎちゃん。」
「あら?うさぎちゃんにしては来るの早いわね。」
「自分でもビックリしちゃった。この私が6時半に起きちゃったんだよ?ビックリタマゲター!って感じ。」
「(ビックリタマゲタ…?)それは驚くのも無理ないな」
「でしょ?で、何の話してたのー?」



「あ、うさぎちゃんコレ見てよ!!」
「ん?なになにー…えーっと『人気アイドル☆スリーライツのプロフィール大公開♪』??」
「そ。それでココ見て!」
「『では、好みのタイプを教えてください!―秘密です(苦笑)』…これがどうかしたの?別におかしいとこ…」






気にならないの!?!??!?!












「(声デカッ)え、あー…まぁ気になるって言えば気になるね!」
「でしょー!それで、今日ご本人達に聞こうよって話してたところなのよ」
「でもさ、あの3人たちが簡単に教えてくれるハズ無いと思うんだよなぁ」
「まこちゃんはまだ甘いわっ!男なんてね…所詮バカなのよ。」


「「バカ???」」
(美奈子ちゃんったら…)



「この愛野美奈子様がちょーっと本気を出せば、罠に引っかかって簡単に教えてくれるに決まってるじゃないの!」
「…本気?」
「罠?」
ちょーっと色気を出して、ちょーっと誘えばイ・チ・コ・ロv」
「イチコロねぇ…」

(その美奈子ちゃんの本気は通用するのかな?)(通用してたらとっくに男できてるって。)
(あぁ…そっか)








「あ…噂をすれば何とやら。大気さんが…ってアレ?」



「大気さんッ!!」
「…?!あ、愛野さんですか…お早う御座います。今日は随分とお早いので…」
「それはいいんです、どぉーでも!!」




(美奈子ちゃんいつの間に向こうへ行ったの?)(美奈子ちゃんって実は瞬間移動出来るって聞いたよ!)
(う、うさぎちゃん…ちゃんと歩いて大気さんの元へ行ってたわ……)


「ズバリ聞きます。ズバリですよ?」
「?…はい、なんでしょう?」











「大気さんの好みのタイプを教えて下さい!!」




『((言っ(た)(ちゃった)あぁぁぁぁあぁ!!))』













「好みのタイプですか?そうですね…」
(え、意外にもあっさりと答える?!)

「もったいぶらずに教えて下さいッ!」
「そんな怖いお顔をなさらなくても答えますから落ち着いて…!」




(ていうか…色気も何も無いよね?これって…)
(ただの脅迫、だよね?)
(美奈子ちゃんったら大胆ね…)


((亜美ちゃん…そういう問題じゃ無いから!))



















「強いて言えば水野さんのような方、……とでも言っておきましょうか」













え?













あ…でも言われたら納得出来るかも。
案外お似合いカップルになりそうじゃない?……って納得しちゃダメだーっ!
何アッサリ答えてるんですか大気さぁん!!











「た、大気さんッ!!」
「おや、水野さんに皆さん…お早う御座います」
「おはようございます!」(あれ、今更私達の存在に気付いた?)






「たたたた大気さん…それって本当ですか?嘘なんかじゃ あ り ま せ ん よ ね ?」
(美奈子ちゃん顔が怖ッ!)



「えぇ、本当ですが何か問題ありますか?」









(大有りだろーっ!!ていうか亜美ちゃん気絶寸前だって事に気付けーっ!!!!)










「亜美ちゃん…しっかり!!気を確かにぃいぃぃ…ぃいった゛!」


「朝から何熱演してんだ?もうちょっと爽やかに過ごせよ」
「なぁっ星野!アンタいつから居たの?!!」
「木野に水野に愛野におはよう!今日も一日良い朝だなあ」
「…無視?」
「あ、おだんご居たのか。おはよう。にしても、朝っぱらから何騒いでるんだ?」
「・・・・・・。」






「ハッ!せせせせせ星野くんの好みのタイプはだれぇッ!??!?!?!」
「ぎゃあっ?!!って美奈子ちゃんか…脅かさないでよ」
「そっんなことより!星野君の好きな人ってダレ!?!?!」
「え、俺?う〜ん…」



















「おだんご…かな」

「はぁっ?!」
「・・・・・。」


















(誰かコイツらに恥という物を教えてくれる人…居ないかなぁ?
…居るわけないか。自問自答なんて悲しいな。あはははっははっはははは…。)

















「あぁぁっアンタもうちょっと自分の立場っていう物を考えたらどーなの?!!」

「立場って?別に素直に答えただけだけど?」

「アンタにはははは恥って言うものが無いワケ?!」

「(うさぎちゃん動揺しすぎじゃないか…?)」

「人並みにはあると思うけど…」








「だったらもうちょっと自分の恥を知れーーっ!!!!!!!!!」




「っわー!うさぎちゃん落ち着いてっ!!」









「何アイツキーキー騒いでんの?」
「星野君のせいだと思うよ…あはっはっははは……。」
「大気さんは亜美ちゃん…星野君はうさぎちゃん……?…何なのよ……ぶつぶつ…」

(美奈子ちゃんの後ろに黒いオーラが見える…見えるよ……あぁ分かるよ!!!)



(つくづく木野さんも大変な役をやっていらっしゃるのですね……)
(まこちゃん、そのうち壊れないか心配だ。)



















「大気も星野も何してんの?」
「お、夜天!今日も遅刻ギリギリだなあ」
「…放っといて。それより何してたのって聞いてるんだけど。」
「今大気さんと星野くんの好みのタイプを聞いてただけだよ」
「それだけでこんなにも五月蝿くなるの?すっごく迷惑なんだけど。」
「ハハッ……なんでだろうね?あたしにも分かんないや。」










「ぶつぶつ…大気さんは亜美ちゃん…星野君はうさぎちゃん…夜天君は……
……夜天君は?……夜天クンは?!?!?!?!?!?!?」












「うぉっ?!あ、愛野居たんだ……」
「軽くショック状態になってるから気をつけてね。」
「え、なんで気をつぅんぐっ?!?!?」


―ガシッ!







「夜天クンの…夜天クンの……夜天クンの好みのタイプは!??!?!だれ?!
だれだれだれだれだれだれだれ?!?!!?!?」

―ガクガクガクガクッ!!!






「わーっ!!み、美奈子ちゃん胸倉掴んじゃダメーッ!!!!」



「だれなの?!美奈子よね…美奈子よね…私よねーっ??!???!??」
「愛野…………く゛ぅぐるしい……」






















「わーたーしーだってぇ言ってよぉぉおぉぉぉ!!!!!」

――ガクンッ!ガクンッ!!ガクンガクン!!!







「きゃーっ!!夜天クンの頭がもげちゃう!!!」
「誰か美奈子ちゃんを止めてえぇぇぇええっ!」













――ガクッガクッ!!!




「あ、いのぅがッ(ガクン)ごゥのみおッ(ガクンガクン)…ダイブゥッだからッ(ガクッ)…は、ばなぐぇっ(ガクッガクン)んっがはっ」
[※愛野が好みのタイプだから離せ]












―――――ピタ。
バサッ!(※夜天が開放され床に倒れる音)






















「え?!?!?ホント?!?美奈子のことが好きなの?!?!?!?!?!
 ねえねえねえ聞いた聞いた?!?!夜天クンの好みのタイプ、あたしだってぇっ!!!きゃあぁっぁぁ!!!」



「ぎゃぁっ!き、聞いた!!!聞いたから美奈子ちゃん落ち着いて!!」
(強制的に言わせたのにそこまで喜ぶなんて…純粋ね。……抱きつくのもまだ可愛らしいわ。
でも手加減をもうちょっとしてーッ!!!!)




「まこちゃん!聞いたよね?!!夜天クンが好きなのは、このアタシ!!!」





「分かったから……美奈子ちゃん…く、苦しいよ……っ」
(夜天クンは仕方なく言ったのに…この複雑な感情はなんなんだろう……?
 !!ぐぁぁっあっぁ美奈子ぢゃぁぁぁん!!)





「もぉ〜みんなだぁぁい好きぃ!!!」
―――――ギュウゥゥゥゥゥゥ



((たっ、たぁすけてぇぇぇ〜ぎゃああぁぁあ〜〜〜!!!!!!!))






















「おい夜天大丈夫かよ…?」
「もう僕学校嫌い。この学校が嫌いだ……」
「今のうちに保健室へ逃げた方が良いかも知れないわ。」
「それは危ないと思われます。もし夜天が居なくなったとしったら…愛野さんはどうなることやら……」
「考えるだけでも恐ろしい事を言うなよ…!」

「うふっ…やぁてぇんぅク〜ン♪☆」

「やめろ…来るな……来るなあぁぁぁああぁぁっ!!!!」




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「なんだ…今日は空席が多いな。しかも全員保健室だそうじゃないか。何かあったのか?」
「分かりませんー!」
「そうか。何か変なウイルスかもしれん。くれぐれも皆気をつけるように!!それではー…」
(((((気をつけるも何も無いんだけどね……)))))
***
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