向かいの席で談笑をしている彼女を思わず見てしまう。
なんでかって?そりゃあ男子といるからだろう。

しかも相手は谷口と来た。

「ん〜ここもさっきの問題と同じでね、」

そう言いながら設問の解き方を丁寧に教えてくれている彼女を
いやらしげな目で見るのを止めてほしい。
出来る事ならその間に割って入りたいくらいだ。

なんか前にもこういうことがあったような?なかったような。


「・・・・・なぁ」

「あ、どうしたのキョン?分からないところでも、」

「ちょっと休憩に外の空気吸いに行こうぜ」

でもまだ問題が…とか言う彼女をいいからいいから、と宥める。
谷口の顔から色々な言葉を受け取ったが無言で睨みつけ図書館を後にした。


「よし、荷物持った。」
「え?なにいって、、、てあ!」

「帰るぞ」

「なっなんで?!ってか谷口君たちは!」

あぁ今1番聞きたくない名前ベスト1を出すんじゃない。
だから分からせるように彼女と向き合った。

「谷口なんかに教える時間がもったいない。」

暫く呆然としていた彼女だったが1分もしないうちに理解してくれた。

<No,1 他のヤツと喋っちゃダメ>
-☆-キョン×彼女-☆-

(キョンが妬くだなんてビックリしちゃった。でも嬉しかったり、なんちゃって!)


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分かってる、こんなの子供じみてること。
だけどやっぱり辛い。
まだまだ大人にはなれそうにないのかもしれない。

「一樹のバカ。」

受話器で話している相手の顔は分からないけれど
きっと溜息をついてるはず。

でも、一樹が悪いのよ。

自分から言っておいて破っているんだもん。
それをちゃんと覚えてる私も私だけど…。

「ヤキモチ妬かせ過ぎなのよ。」
「・・・・。」

顔が熱い。
混乱で泣きそうなほど。
なのに電話でしか話せない。

「ねぇ一樹」
「…はい」


「好きよ。だから許して」


好きだから妬いちゃう、そんな言い訳はダメなのも分かってる。
だけど わかって欲しくて。
本当にその通りだからそれしか伝える方法なくて。


「子供のように妬いてくれる姿はとても可愛いので気にしていませんよ?だから泣かないで」


気づけば会いたいと叫んでいた。

<No,2 可愛らしい嫉妬心>
-☆-古泉君×彼女-☆-

(僕だって貴方にたくさん妬いているの知らないでしょう?フィフティー×2ですよ)


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ぼけーっと観ていたテレビに星野のCMが流れた。
見慣れたはずのキスシーン

だけどもう耐えられない。

思わずそばにあったクッションを星野に投げつけた。


「お、おだんご?」

「分かってる、仕事ってことぐらい。分かってるよ。」

だから必死に言い聞かせた。
これは仕方ない事、大丈夫だ、って。

「でもっ、もう・・・いや・・・」

甘い顔をしているモデルさんを見るのも
誘うように笑っている星野を観るのも

そこまで大人じゃないよ。

「お願い…そんな仕事引き受けないで……」

ワガママなんて百も承知で言った。
きっと今顔を上げれば星野は困った顔をしてるはず。
涙を堪えてるせいで喉と目の奥がツーンとする。

「・・・・おだんご」

こんな自分がもうイヤだ。
困らせてばっかり。彼女として失格。


「私だけを見てほしい。」

<No,3 困らせてるってことくらい分かってる>
-☆-星野×うさぎ-☆-

(大丈夫だからそんなに泣くなよ。そんなところを含めてお前が好きなんだから。)


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「・・・・・なぁ」
「何」

「・・・悪かったって。」
「キョンなんか知らない。」

「ごめん、な。」
「嘘吐き。」

相変わらずこっちを向いてくれない。
確かに俺が悪かったと思う。
指きりまでしたのにそれを忘れて約束破ったんだから。

だけど何も子供のように怒らなくても良いとおもう。

「実際それだけで怒ってるわけじゃないだろ?他にもなんかあったら言えよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・った。」
「…なんて言った?」


「キョンとハルヒちゃんが一緒に居てイヤだった。」


「・・・・それってヤキモチ、か?」
「し、知らない!!とにかく、今日は口利かないんだからね!」

全く…やれやれというべきか。
なんでこいつはこんなに可愛くて素直じゃないんだろうな
幼き子供のように独占欲が人一倍強い。
そのたびに可愛いと思わされる俺は重症か?

「ごめん俺が悪かった。」
「・・・・・本当にそう思ってる?」
「あぁもちろん。」

「じゃあ、指きりした時の事覚えてる?」

言われなくても覚えてるよ。

そっぽ向いたまんまの彼女の腕を優しく引っ張った。


<No,4 約束違反>
-☆-彼女×キョン-☆-

(私だってスキで怒ってるわけじゃないんだから。これもキョンのせいよ!)


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「俺だって妬くことくらいある…っ」

独り言のように呟いたそれは 彼女の顔を歪ませた。



明るい性格でいつもニコニコとしている彼女はレナ達に人気があった。
そんな彼女もレナ達と仲良くしていて大好きだ。
もちろん、俺も好きだと思ってる。


たまにそれが寂しいな、と思うときがある。
何も二人っきりの時まで話すことは無いんじゃないか?

『この間レナの家に言ったときね〜』
『魅音は本当に女の子なんだよ?だってね、』
『梨花ちゃんって照れる事もあるのよ、』


それが毎度の事ある。
そこまで俺も優しい男じゃないんだ。ごめんな。


「圭一?」

困惑しきった顔で聞く。

「なぁ寂しいよ」

「…どうしたの?」

「頼むから、、俺だけを見ろよ」

子どものように拗ねた俺をみて彼女はふふっと笑った。

<No,5 八つ当たりのように怒鳴った。>
-☆-圭一×彼女-☆-

(顔を真っ赤にして頼み込む圭一なんて見たことなかったから。つい可愛くて。)