暑いね
「あぁ〜キョン〜」

「あ?なんだ?」


「なんか面白いギャグ言って!」


「・・・・・えらい無茶振りだな。」

「暑くて死にそうー」

「下敷きででも仰いでろ」

「・・キョンのケチ。」

「うるさい」

「ほーらー早く面白いギャグー」

「(どいつもこいつも無茶振りしやがって…)」

「ねぇーえー!」

「今考えてるから少し待ってろ!」

「・・・はあい」






「白菜がハックサイ!(ハックション)」





「・・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

「あぁなんか寒くなってきた。なんでかなあ?」

「なんでだろうな。」

キョン×幼馴染





 喉の渇きを潤して
ドキドキドキ

あぁ、暑い。
これは猛暑のせいだよな?

それにしては…暑すぎねえか。


「けーいちっ?」

「あ、あぁ。どうした?」

「・・・・楽しくない、かな…」

「え?全然そんなことないぞ!ただ暑いなーってな」

「そ、そっか〜…確かに今日はいつもより暑いかも。」


川の近くだというのに

もっと喉が渇いてくる。


「あっそうだ!川の水飲む?」

「これ飲めるのか?キレイだけど」

「少しくらいなら平気だってお婆ちゃまが言ってたよー」

「じゃあ少しだけ飲むか!・・っとコップないよな?」

「ないね…あ、でも、飲めるよ!」

「なんだ?手の器かー?」


ぐいっ

「?!」



「上手く、飲めたかな…っ?」

「なっ・・・・・」

ドキドキドキドキ

もう、猛暑のせいなんかじゃない。



圭一×彼女





 波のよう
「まったく…アイドルって暇なのねぇ」

「今日はたまたまオフが取れたんだよ!」

「へぇ〜今日"は"じゃなくて"も"じゃないのー?」

「人がせっかくデートに誘ってるのにいいじゃねえか」

「どうせなら涼しいところがいいわよ!」


本当はうれしいのに

照れ隠しに出る言葉は

いつも素直じゃない。


自然に手がつながってるだけでも

うれしくてしょうがないのに。


「なんなら水族館行くか!」

「わっ懐かしい〜水族館!行きたい行きたい!」

「よし、じゃあバス停は〜…」

ドンッ
「わぁっ?!」

「っと!」


「ごっごめん!誰かにぶつかったみたいで…」

「い、いや、それより大丈夫か?」

「…うん。っよ、寄りかかってごめんっ」

「あっあぁ・・・」


どうしようどうしよう


この感情は


いったいなんなの?




波のように押し寄せてくる鼓動




星野×うさぎ




 つっかけ履いて
「もしもし」

「あっキョン!今日暇だよね?」

「(なんでどいつもこいつも決定付けるんだ?)」

「夏休みだしあたしと遊ばない?お互いフリー同士だし」

「まぁたまにはいいだろうな」

「ってことで、10分後にあたしの家ね!」

「え、ちょっと待て!!」


プツッ



「・・・・ええい、くそ。」





ピンポーン



「わ、すごい!ちゃんと10分以内についたね〜」

「・・・・なんだ、お前。」

「ん?なあに」

「なんでまだ寝巻きなんだ」

「これから着替えるのっ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「じゃあ、まってて・・・っ?!」



「時間がもったいないからその格好のままで行くぞ」



キョン×幼馴染




 残りの時間
早く、早くしなきゃいけないんだ

早く!

「おっおい!そんなに早く走ってどこ行くんだ?!」

「いいから走って!」


勢いで握った手の熱さに照れる

時々ワンピースの裾に泥がついてしまったのを見て、あぁと思う。

「あともう少しだからー!」

「わかった!!」

腕時計に目をやる、あと1分もない!

これだけは圭一にどうしても見せたい。


幸せな七月を送るためには、これが必要だとわかった

梨花、あなたへの協力もあるけれど

自分の意思でもあるの。


だって




「っ間に合ったー!!」

「はぁっはぁっ・・・・、・・・・・・・・おぉ?!」

「はあーっ。 ・・・どうしても見せたかったの。」

「凄い…凄いぜこれ!こんな場所からこんな夕焼けが見えるなんて…」

「圭一が喜んでくれて良かったっ」

「あぁ…本当ありがとうな。走ったかいがあったぜ」



私、この人の笑顔が好きになったから。



圭一×同級生




 光る汗
「あ〜なんで夏休みまで出てこなきゃいけないのぉ?!」

「うさぎちゃん。入学当初からわかってたことでしょお?」

「美奈子ちゃん酷い……」

「まぁあたしがいるだけいいじゃない!・・・っと、あれ、?」

「なにー」

「あれ、星野くんじゃないの?」

「う、あ、ホントだ!!へぇ〜アイツ夏休みでもアメフトやってんだぁ」



『キャプテンーっ!』

『星野に任せるぞ!!』

『オッケーです!』


「練習試合とはいえ気合入ってるわね〜・・・うさぎちゃん?」


『星野!気をつけろ!』

『いったんパスします!』

『わかった、向こうまで行くぞ』


「お〜い…うさぎちゃ〜ん?」


『みんなラストスパート!星野!!』

『はい!』

「・・・・・こりゃダメだ」



『いっけええええええ!!!!』



ピーッ



『よっしゃあああ!』

『やったな星野!!』



「・・・・ねぇ、美奈子ちゃん。どうしよう。」

「あっなあに?どうしたの?」



「はじめてあんなにカッコイイ星野見たかもしれない・・・・」



「そうね」



やっぱり、どうしても私はアイツにひかれてしまう。

だってあんな姿、反則だよ。


目眩さえした。




星野×うさぎ




 きらり舞い落ちる
「んぁ〜キョンの部屋はいつ来ても涼しいね!」

「お前はそのためだけに来てるのか」

「まっさかーキョンに会いに来てるんだよっ」

「・・・・・・毎回毎回宿題持ってきてるのにか。」

「それはそれ、これはこれよっ」

「(まったく…)」


カリカリ

カキカキ

ゴシゴシ

「よーっし終わった!」

「お、お前にしては早いじゃないか」

「ふっふ〜ん♪当たり前じゃない」

「じゃあ両手出してみろ」

「んーはい!」


キラ、リ


「っ?!」

「記念日のプレゼントだ」

「ゆっ指輪…いつの間に買ったの?!」

「そりゃあ企業秘密ってもんだ」

「わ・・・う、嬉しい・・・・ありがとう!!」


お前にぴったりの向日葵がモチーフだとは

とてもいえないけどな


キョン×彼女




 みんなで?
「今日は!」

「夏休みってことでね〜」

「川で部活ですわよ!!」

「ちなみに内容は魅ぃしか知らないのですよー☆」

「だ・か・ら!どんな過酷な罰ゲームが待ってるかわからないのよね!!」

キラキラ

「朝っぱらから魅音たちがテンション高いと思ったら、そういうことか!」

「ふっふっふ〜実はおじさん、部活今日は無しにしようと思うんだ」

「えぇっ?なんでなんで?!」

「たまには何も考えないでパーッと遊ぶのもいいかなぁっとね!」

「夏休みの初日なんですもの、たまにはいいですわね」

「魅ぃがそれでいいというのなら僕は賛成です」

「じゃあ今日はぱぁっと遊んでいいんだな?!よぉーっし…夏を楽しむぞー!!!!」


ばしゃばしゃ


「・・・一人フライングしてる方がいらっしゃいますわよ?」

「圭一ー!梨花たちも早くおいでよー!」

「あぁずる〜い!レナたちも行こうよっ!」


「あ、危ない!」

「っえ?ぅわぁっ?!」


ばっしゃーん!

「・・・・痛くない・・・?って、圭一?!」

「ったくお前はいつも下見ないよなー?気をつけろよ!」

「う、うううん・・・・・。(体が近いーっ><)」



「そこー!!ラブラブしてんじゃないよー!!!食らえっ水爆弾!」

「「ゎぷっ?!」」

「み〜お〜ん〜!!!」

「魅音ったらそういうわけじゃないって…!」

「し〜らないよっ!とにかく今日はみんなでたくさん遊ぶよー!!!!!!」


みんながいれば夏の思い出がもっと輝く




 逃がすかーっ
「や・だ!」

「いいだろ!なっ一回だけ!!」

「一回でもいやなの!」

「頼む!!この通りっ」

「やーっだ!やだったらいやだ!」

「・・・・・・だったら強硬手段をするまでだな」

「はっ?な、っ?!」


がしっ


「行くぞ!」

「わあああああっ?!ってそう簡単にいつもやられてたまるもんですか!!」

ばしっ

「じゃああたしはこれで帰りますー!さようなら!!!」

バタバタバタ

「・・・・・アイツ逃げられると思ってるのが凄いよなぁ」



「はっはあ・・はあ、、、ここまで来たらもういいわよね…」

がさ

「!?!」

「よっ!さっきぶりだな♪ってことで行くぞ〜」

がっしり

「えええええええ!なんで?!どうやってここまで追いつけた?!」

「ばーっか。この俺様をなめんなよ?」

「・・・・信じられない」

「一緒にカキ氷食べるだけなのに断るお前も悪い。」

「えっそうなの?カキ氷食べさせてくれるの?!」

「はじめからそう言ってる」

「わーいっ!!いくいくー!」

「(7日連続お誘い成功っと。)」

真夏の追いかけっこ



星野×うさぎ




 今度また
「久しぶりに来たよね!海なんて本当久しぶり。」

「そうだな。寝巻きで来るなんて初めてだろ?」

「ま、まあね…。どうなるかと思ったけど!」

「お前がちゃんと準備してないのが悪い」

「ごめんなさい・・・・。」

「今度はちゃんと準備しとけよ?」

「(今度…?)う、うん!」


「来週の日曜日、また来ような」


「(これってお誘い?!お誘いだよね…!)うん!!!」

「…何もそこまで喜ばなくても」

「だってキョンから誘ってくれることって滅多に無いんだよ?嬉しいに決まってる!」

「そうかそうか。なんかたまにはこういうのもいいなってな。」

「来週はどこに連れて行ってくれるの?」


「秘密」

「っ(そんな笑顔ってナシじゃない?!)」

「楽しみにしとけよ!」

「楽しみにしとくっ」


キラ

「(さりげなく俺があげた指輪つけてる)」

「よしっじゃあ帰ろうっか!」

「そうだな」


キョン×幼馴染




 いっぱい遊んだね
「夏祭りでしょ、カキ氷競争でしょ、川遊び、肝試し、お泊り会に〜」

「魅音たちの肝試しは凄かったよなぁ!」

「よねー!迫力があったしっ。あ、でも私は怖くなかったよ?」

「おっお前嘘付け!思いっきり俺の腕にしがみついて『怖いよ圭一〜!!』って叫んでたじゃねぇか!!」

「……何のことかなあ〜」

「あれのせいで俺まで怖くなったんだからな」

「圭一も怖かったの?」

「あんなにしがみつかれて悲鳴上げられたら怖くなるに決まってるだろ!」

「そ、そうだよね…ごめん。」

「あっいや!大丈夫だったけどな。」


「・・・・・」

「・・・・・」


カランカラン


「風鈴ももうすぐ聞こえなくなっちゃうのかな。」

「まだまだ夏はこれからだぜ」

「…そうよね!まだまだ思い出は作れるよねっ」

「あぁ、もちろんだ!」

「これからも、来年も、再来年もずーっとみんなで思い出作ろうね!」

「おうよ!」


星空の下で誓った思い出たちへ。




 静かな朝焼け
目を瞑れば思い出す

まるで遠い過去のような 淡くて深いあの夏の日

何度あの光景を願ったことだろう

夢の中で何度も交わした だけど それじゃ足りなくて

いつまでも覚めぬよう せめて 夢の中だけでも触れ合いたかった

だから あの日 俺は夢を見てるかと思ったんだ

何も恐れないで俺に向ける笑顔が 眩しすぎて 言葉にならないほど愛しくなった

もう一度 あの笑顔を見ることは出来ないけれど

それでも諦められない自分が怖い

夜の暗闇にまぎれて 君を連れさらっていけたら どんなにいいだろう

誰にも邪魔をされない所まで 連れ去っていけたなら。

もっと 早く君を見つけることが出来たら こんな想いをしなくてよかったのかな


「大気、この歌詞を使ってほしいんだ。」

「星野から歌詞をくれるなんて珍しいですね。見てみます。」


素直に気持ちを伝えることが 許されない

だから 俺は


「・・・・・・・・・何とも星野らしい歌詞です。」

「ありがとう。」

「頑張ってプロデューサーに言ってみます。」


歌にして 君に伝えるよ。



朝焼けに照らされた 君の笑顔まぶしすぎて
このまま深入りしていく自分怖いよ。




 体当たりの恋でした
君との思い出がつまりにつまった 今年の夏

あなたと過ごした思い出たちは 今も鮮やかに思い出せます

たくさんの時間を君と過ごしたけれど 退屈なんてしなくて

むしろ もっともっとあなたを好きになりました

ずっとこの時間が止まればいいと 幾度なく思ったけれど

神様はそんなワガママを許してくれませんでした

だからせめて 君を大事にしようと思った

あなたとの時間を1秒も無駄にしないと誓いました

このひと夏だけでも君の笑顔が 僕だけに向けられるのなら

私はどんな結果になろうと あなたを笑わせると決めました

大人になった時 あの頃は楽しかったね と君がまた笑ってくれるように

あなたが あの夏は本当に笑ったよな と懐かしんでくれるように

僕は精一杯 尽くした

この想いが実ることなんてないのは わかっていました

だからこそ 君をもっと好きになったのかもしれない

どうぞ あなたの心からこの夏の記憶が消えませんように

この 体当たりの恋をまた笑い話として話せると信じて

わたしは あなたに こいをしました。

ぼくは きみに こいをしました。



あ 暑いね
の 喉の渇きを潤して
な 波のよう
つ つっかけ履いて
の 残りの時間
ひ 光る汗

き きらり舞い落ちる
み みんなで?
に 逃がすかーっ

こ 今度また
い いっぱい遊んだね
し 静かな朝焼け
た 体当たりの 恋でした